このコーナーでは、医療を少し離れて、自分自身のことや身の周りの出来事についてお話ししようと思っております。 今回は、「苦手なこと」のお話です。苦手なこと、それは「運転」です。

Coastal Road

わたしは、車の運転が大嫌いです。19歳で運転免許を取りました。免許を取って車に乗ったのは、香川県。しかも田舎のほうです。農道でみとおしもよく、対向車も少なく、「わが道」状態でした。一緒の時期に免許をとった友人は、反対車線を堂々と走り、「なんかちがうなあ」と思ったというくらい、のんきなところでした。もちろん今は違います。香川も高速道路が走り、おそろしいところとなりました。最初から、そんなに好きだったわけではない運転。仕方なく取った免許です。

さて、年数がたって、ますます運転は嫌いになりました。乗らないですむなら、乗りたくないなと思います。ただ、通勤、買物、子供の送り迎えなど、遠くま で出かけるには、(運転手がいなければ)自分で乗るしかありません。我が家では、わたしが運転が大嫌いということは、みな周知していて「ルール」がありま す。

essay15-2まず、車の中ではけんかをしない。急に大声を出さない。

わたしよりもっと運転が嫌いな友人の家では、お母さんの運転の車のときは「声を出さない」いうルールがあるそうです。話しをしてもいけないのです。それに比べればまだましと、息子は言っています。

それから、かかっているオーディオの曲には文句を言わない。

ちょっとでも気を紛らわせたいので、自分の好きな曲をかけています。(子供が小さいころからです)ですから、うちの子供たちは、古い曲を知っていたり、 ボサノバや、ハワイアンを知っていたりするのです。ちなみに、さきほどの友人のところは、「無音」といっていました。これもつらかろう・・・・

さらに道がわからなくなっても、(時間がかかっても)文句を言わない。同じ日本のなか、いつかは着くさ、の精神です。

そんなわたしですから、車を変えるのも嫌いです。essay15-3

変わると使い勝手がわからなくなるからです。いつでも、「今乗っている車が一番よい」と思っています。傷もあり、ハンドルも重いうえ、小さくて子供が大きくなった我が家にはちょっと不自由ですがわたしには一番。まだまだ働いてもらいます。

今考えていることは、子供たちがもっと大きくなって、送り迎えも不要になったときには、「自転車だ!!」ってこと。足腰だけは鍛えて、準備をしていこうと思っているこのごろです。

( 200 7.4.20)